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PROFILE芝坂佳子YOSHIKO SHIBASAKA

学歴

  • 明治大学政治経済学部経済学科卒業
  • 青山学院大学国際政治経済学研究科修士課程修了(修士)
  • 青山学院大学国際マネジメント研究科国際マネジメントサイエンス専攻博士課程単位取得退学

経歴

  • WICI(World Intellectual Capital/Assets Initiative)事務局長
  • ICGN Disclosure & Transparency committee委員
  • IIRC (International Integrated Reporting Council) アンバサダー
  • 内閣府知的財産戦略本部「知財のビジネス価値評価検討タスクフォース」委員
  • 経済産業省企業報告ラボ企画委員会委員
  • 立教大学経営学部兼任講師
  • IFRS財団IRCC(International Integrated Reporting and Connectivity Council) 委員 (現)
  • 日本IR学会理事 (現)
  • 日本ナレッジマネジメント学会理事 (現)
  • ICGN (International Corporate Governance Network) メンバー (現)
  • コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー(日本取締役協会主催)経済産業大臣賞選定委員 (現)
  • The New Club of Parisメンバー (現)

業務経歴

東京エレクトロン株式会社を経て、アーサーアンダーセン(現在のあずさ監査法人)入所。リサーチャーとして、各種プロジェクトの支援、海外からのリサーチ依頼等に対応。
ビジネスコンサルティング部門に異動し、ナレッジマネジャーとして、組織内のナレッジマネジメントの実践・推進に加え、製造業、航空業界、通信業界、商社等のナレッジマネジメントプロジェクトを支援。
あずさ監査法人に帰任後は、KM(ナレッジマネジメント)推進室長も務めた。
2003年より知的資産経営の推進に関わり、様々な官民における研究プロジェクトに関与する。
2006年から、WICI (World Intellectual Assets Initiative)の設立に関与し、正式設立後の2007年から2011年まで、Globalおよび日本における事務局長を務め、企業報告に関するグローバルベースでのプロジェクトや研究の推進に関わる。
2021年に、創設されたサステナブルバリュー本部では、サステナブルバリュー推進部長として、主として内外関係機関とのネットワーキングや情報発信、KPMG内におけるサステナビリティ関連の研修プログラムの構築を担当した。また、KPMGグローバルのESGステアリングコミティに日本リードとして参加した。
長年にわたり、一貫して知識経済社会における企業経営上の課題、特にコーポレートレポーティングに関わる調査研究、提言等を行っている。

著書について

著作等
  • 図解ナレッジマネジメント (東洋経済新報社、1999)
  • ナレッジマネジメント – 実践のためのベストプラクティス (東洋経済新報社、1999)
  • 図解知的財産マネジメント(東洋経済新報社、2003)
  • ガバナンス革命の新たなロードマップ(東洋経済新報社、2017)
  • 社会が選ぶ企業(日本経済新聞出版社、2018)
  • バックキャスト思考とSDGs/ESG投資(同文舘出版、2019)
  • SDGs・ESGを導くCVO-次世代CFOの要件(東洋経済新報社、2019)
共訳
  • ワンレポート - 統合報告が開く持続可能な社会と企業 (東洋経済新報社 2012年)
  • 統合報告の実際 –未来を拓くコーポレートコミュニケーション(日本経済新聞出版社、2015年)
論文等
  • 「財務報告から事業報告の時代」 ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2008年3月号(共著)
  • 「『見えない資産の情報開示』選ばれる企業であるために」 IR-COM 2008年1-2月号
  • 「人が活きる組織- コンサルティングファームにおける実践を踏まえて」 ARI研究所、人的資本についての論考、2008年2月 他多数
  • 日経ESG誌「イチから始める統合報告」連載(2019年5月号から2022年4月)

他、雑誌寄稿等多数

GREETINGごあいさつ

現在、私たちを取り巻く社会は価値観の変革を余儀なくされています。その象徴的な現象のひとつが、環境や社会の課題が企業価値に広範に関わり合い、これまでの財務的に計測可能であったり、可視化できたりする要素以上に、現有の尺度ではとらえきれず、かつ目に見えない(Intangibles)なものが、市場価値を決定し、あらゆる意思決定に影響を及ぼすようになってきている実態です。
企業報告は、経済主体として社会から活動を許諾されている組織として、価値の創出を託された企業が、関係者に対して果たすべき説明責任を遂行するための活動です。企業に求められる価値や関係者の期待が変化すれば、企業報告の内容もそれに適合してものとなっていかなければなりません。
グローバル経済の拡大により、企業と取り巻く環境は複雑なものとなり、かつ、変化のスピードも高まっています。そして、過去20年以上にわたり議論されてきた企業報告の在り方は、グローバルベースラインの必要性に対する意識の高まりに後押しされながら、ひとつの方向性に収れんしつつあります。ただ、一方で、あらたな葛藤や摩擦、難題が起こりつつあるのも事実です。
私は、企業報告を、企業価値を中長期的に向上させ、企業の責務である社会の持続可能性と共存する価値創造を実現していくための活動であると考えています。企業自らが社会的存在意義を遂行するために不可欠な、多様でユニークな組織や人々との協働に資するコミュニケーション実践の根幹となっていくものなのです。「報告書」や「開示資料」はその一つの形にすぎません。
25年以上にわたり、見えざるものに関わりを続け、変化と議論の過程に当事者として存在することを許されてきたものとして、社会の変化を自らの変革の契機ととらえ、真摯に向き合っておられる方々と、これからも未来にむけた活動をご一緒できたら、と願っています。

Today, society around us is forced to make redefinition our values. One symbolic phenomenon is the widespread involvement of environmental and social issues in corporate value, and the fact that, beyond factors that can be measured financially and visualized to date, tangible or intangibles factors are determining market value and affecting every decision making.
Corporate reporting is an activity that exist a company entrusted with the creation of value to fulfill its accountability to the parties concerned as an organization authorized by society as an economic entity. As the value required of the company and the expectations of stakeholders change, the content of the corporate report must be adapted accordingly.
As the global economy expands, the environment surrounding companies is becoming more complex and the pace of change is increasing. And the way corporate reporting has been discussed over the past 20 years is converging in one direction, driven by growing awareness of the need for a global baseline. However, on the other hand, it is also true that new conflicts, friction and difficulties are arising.
I believe that corporate reporting is an activity to improve corporate value over the medium to long term and to create value that coexists with the sustainability of society, which is the responsibility of the company. It is essential for a company to fulfill its social raison d'etre, and forms the basis of communication practices that contribute to collaboration with diverse and unique organizations and people. "Reports" and "disclosure materials" are just one form.
For more than 25 years, I have been allowed to be involved in things that are not visible, and to exist as a party in the process of change and discussion. I hope that I can continue to work together for the future with those who are sincerely facing the changes in society as the opportunity for their own changes.

OVERVIEW事務所概要

名称 芝坂佳子企業報告研究所
代表者 芝坂 佳子
URL https://corporatereporting.jp/
設立 令和5年7月
所在地 〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-11-15
住友商事神保町ビル2F
酒井&パートナーズ内

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